Eテレのハートネット▽千原ジュニア「B談談義」が面白すぎた
今日再放送で見たEテレのハートネット▽千原ジュニア「B談談義」面白すぎて、心の中がワントーン上がってしまった。
ハートネットTVは、身体的障害やLGBT・GID、こころの病などについて毎回ゲストも交えて考えていく番組。私にとってのこの番組は、自分に関係なんてとんでもないことで、ちょっとした出演者の言葉に驚いたり、自分の常識がひっくり返ったりする面白い番組なのだ。
100歳まで長生きしたい?
番組のゲストの回答が最高だったんよ~。
・「日本酒と呼吸器が欠かせない」NPO法人理事長 海老原宏美さん
進行性の難病で車いすに乗り、呼吸器を上手に口に持っていっては吸いながら話している。日本酒をこよなく愛しており、病気のため最近ではストローで飲むようになったのが残念らしい。批判的でもなく、人生を楽観視しているようだが、人が生きやすい社会にしようとしている彼女を見ていて、何だか気持ちが良かった。
一言一句は忘れたが、彼女が「みんな長生きしようと頑張っているのを傍聴しているんですよ。100年も生きようと頑張るのは大変だなって。」「私はもおばあちゃんのような体なんだけど、そんなに生きるの難しくないですよ。」ってあっけらかんとして答えた。
元気で生きましょう、ピンピンころり産業がはやる中、やっきになって食事が運動がと発信して肩を張っていた自分が恥ずかしく思えた瞬間だった。
そうかあ~、私って「健康オタク症候群」だなって気づかされた。健康や美容ののことばかり考えて、常に最新の情報を模索しなくちゃがストレスになっているってことに(笑)。解放しようと思った途端に心が軽くなった気がしてるから、今日はいい気分(^^♪
・ドラマのモデルとなった目の見えない弁護士 大胡田誠氏
「僕は圧倒的に100歳まで生きたい。世の中は1日1日良くなると僕は思っていて、100歳になる頃には、僕の目も見えるようになるかもしれないしね。」と語った。目が見えなくても、スキューバダイビングやスカイダイビングを楽しんでいるアクティブさに元気がもらえる。医療の発展を少なからずも期待しているのは、この日ゲストで出演していた、ひとり芸のコンテスト「R-1ぐらんぷり」で優勝したほぼ全盲の漫談家である濱田祐太郎氏も同感していた。
大胡田誠氏が語った学生時代の話しも気持ちが良かった。授業の内容を点字で打っていたのだが、先生に「ある学生から点字を打つ音がうるさいと苦情が来たから、離れた場所でやってくれ」という内容だった。その時ほかの学生が「うるさいと思う人が席をはなれればいい」と助けてくれて、移動せずにそのまま授業をうけれたというエピソードた。
うん、うん、自分の集中力が欠けているのを人のせいにするんじゃないよ、と私も共感。体育の授業を校庭で、しかも試合でもしていたらそりゃ声を出すのだからうるさいでしょう。授業のじゃまになるから校庭を移せといってるようなものですからね。
・弁護士でゲイ 南和行氏
「介護を受けるようになったら、今の日本だと同性介護が基本なので自分のスケベが抑えられるかが心配」と語った(笑)。ボケて良くわからなくなっていたらそこが心配というのは、失礼だけど面白くもありなるほどだった。
以前バリバラだったかハートネットTVだったか忘れたけれど、障害で自力生活ができないLGBTの人の、今のツーカーで分かり合える介護人に出会えるまでの苦悩が紹介されていたのを思い出した。南和行氏は笑顔で話していたけど、LGBTの人は裸でお風呂にいれてもらうのも、同性介護だと恥ずかしいらしいから考えさせられる案組だった。
また、中学生のころ周りにはゲイとは知られないようにと努力はしていたが、自分がイケ体好きで教科書のローマ時代の銅像などの写真をいつも眺め、イケ体好きが高じてギリシャ神話に詳しくなったと語っていた。スケベが高じてギリシャ神話にはまるとは、しかもギリシャ神話って結構色物もあったはずと私の口角は上がりっぱなしだった。
もうEテレ最高!
またぜひハートネットB談談義を、面白い規格で放送してほしいものです。
NHKさん、期待しています。
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